どうもこんにちは。なにわの家電屋です。
僕はとにかく何でもやってみる性格で、Youtubeの動画配信にもチャレンジしてみました。
弟者という有名な配信者が好きで、彼の様なクオリティの高い作品を作りたいと常々思ってて。
そこで最初につまづいたのが、最適な機材の選び方と動画ソフトの設定方法。
ゲーム動画の録画を高画質でアップするのって設定とかいろいろややこしいんですよね。
PC・ガジェット系は僕の得意分野なんで、「最適な機材・ソフト」で「高画質・高音質で録画する方法」は完璧に把握しました。
今回はゲーム実況動画でどういった機材・ソフトを揃えて、どういったセッティングで録画すれば高画質の動画を配信できるのかを教えます。
機材調べたり試したりするのって無駄な時間だと思うので、これ読んでとっとと最適な機材を見つけて残りの時間を面白い動画を作るのに使って欲しいですね。
目次
PS4でゲーム実況動画をyoutubeにアップする方法は2つ
PS4で実況動画をアップする方法は2つ。
PS4のシェア機能で直接アップする。もしくはPCで録画・編集してアップする。
PS4のシェア機能なら機材も特に必要ありません。
まずは手始めにこの機能を使って動画をアップしてみると良いと思います。
やり方は簡単。コントローラーのSHAREボタンを押します。
左側にシェアのメニューが出てくるので「ビデオクリップ」を選択します。

SHAREするウェブサービスの一覧が表示されるので「Youtube」を選択。

初回はIDとパスワードを求められるので入力します。二回目からは省略。
ボタンを押してから遡って15分間の動画がyoutubeにアップされます。
この方法は超お手軽なのですが、以下の点で問題があります。
1 簡単な動画編集しかできない
動画の編集に関してはYoutubeの動画編集ソフトしか使えないので、動画の切り貼りや明るさ調整など簡単な事しかできません。
例えばよく使われる字幕や効果音を入れたりといった事は動画編集のソフトが必要です。
2 最高画質でアップできない
PS4のシェア機能でアップできる最高画質は720p・30fps。PROでも1080p・30fps。
Youtubeにアップできる最高画質は1080p・60fps。
1080p等の数字の意味に関しては後で後述します。
要はPS4のシェア機能では画質が落ちるという事です。
最高画質で動画を配信したいなら、やはりPCで録画する必要がある。
3 実況の音声がチャット一緒にやってるプレイヤー全員に聞こえる
ほとんどの実況プレイ動画は自分が喋っている声はPCを通して、自分と身内以外は聞こえないようにして撮っています。
PS4のシェア機能では音声を別に録音する機能が無いので実況はボイスチャットとなり、一緒にプレイしている全員に筒抜けになります。
PS4のSHARE機能はあくまで練習程度で。
Youbeでアップできる最高画質とは?
それでは本題の最高の画質でゲーム動画をYoutubeにアップする方法を。
まず初めにYoutubeでアップできる最高の画質とは一体どういったものなのか?を知っておく必要があります。
それが先ほど出てきた謎の数字1080p・60fps。
この2つの数字がその動画がどれくらいの画質なのかを表す数字。
1080pとは解像度。動画の画質を表します。
1080pとは1920×1080の解像度。いわゆるフルハイビジョンというやつです。
この数字が大きければ大きいほど高画質という事です。
さらに高画質な2060pは4K画像逆に低画質な720pはハイビジョン画像の事です。
60fpsとは画像のなめらかさを表します。
動画の原理はパラパラ漫画と一緒で、少しづつ動きを加えた静止画を高速で入れ替える事で動いている様に見せています。
1分間に30回パラパラさせるのが30fps。60回パラパラさせるのが60fps。
60fpsの方がより動きがなめらかになります。
Youtubeで再生できる動画の最高画質は1080p・60fpsなのでこの数字が指標になってきます。
PCはハイスペックな物 できればグラボ付きを
まず肝心になってくるのがPC。
動画の録画・編集はPCの数ある作業の中でも最高クラスに重たい作業です。
それなりのスペックが無いと作業が滅茶苦茶遅かったり、ソフトがフリーズしたりします。
そうならない為にもPCのスペックは十分な物を用意しましょう。
最低でもCore i5 8GB。Core i7(できれば4Core) 8GB~16GBが望ましい。
動画編集は主にCPUに依存されるので、CPUの性能を最重要項目とします。
これに高スペックのグラフィックボードがあればなお良し。
ちなみに僕の使っているPCはCore i7の4コア(6700HQ) メモリ8GB(DDR4) グラボはGeforece1060のハイスペック・ノートPCです。(自慢)
後述するキャプチャーボードの接続の為のUSB3.0のポートも必須。
キャプチャーボードを選ぼう
PCにPS4の映像を直接出力することはできないので、キャプチャーボードという装置を使う必要があります。
この機械を繋ぐ事でPCにPS4の動画を出力できます。

さらにTV側にも映像を出力することで、TV画面を観てゲームをしながらPCに出力したPS4の映像を録画する事が可能になります。
下は接続例です。

キャプチャーボードの選び方のコツは以下4つ。
1 高画質で録画できる
1080p・60fpsで録画できるもの
2 動作が安定している
口コミを見て判断しても良いかと。
3 USB3.0で出力できる
USBの2.0では帯域が狭すぎて高画質の動画の出力が不安定になる。USB3.0対応の物を選ぼう。
4 遅延(ラグ)が少ない
キャプチャーボードの性能によってはTV側に出力する映像が大幅に遅延(ラグ)が発生する。
遅延(ラグ)が少ない物を選ぼう。
サンダーおじさん愛用はMonster X U3.0R。
1080p・60fpsで録画が可能。
USB3.0で映像を出力でき、動作も安定していて遅延(ラグ)も少ない。オススメ。
PS4の出力設定
次にPS4の出力設定を行います。
PS4は初期設定でHDCPというコピーガードがかかっているのでこれを解除する必要があります。
設定を選択。

システムを選択。

「HDCPを有効にする」の項目が初期ではチェックが入った状態なのでこれを選択してチェックを外します。

これで無事PS4のゲーム動画が録画できるようになりました。
できれば映像出力設定も確認しておきましょう。
設定→サウンドとスクリーンを選択。

映像出力設定を選択。

解像度をチェックします。

高画質の実況動画をアップするには、出力側の映像を高画質にしないといけません。
1080pになっているならOK(普通は1080pになっているはず)
注意して欲しいのは、PS4の仕様上フルハイビジョンのTVもしくはモニターに繋がなければフルハイビジョン(1080p)映像を出力する事ができません。
ハイビジョン(720p)のモニター・TVしかお持ちで無い場合は720pのまま録画するか、フルハイビジョンのTV・モニターへの買い替えをオススメします。
キャプチャーソフトで録画しよう
次にPCに出力した動画を録画します。
この時に使うソフトがキャプチャーソフトです。
ほとんどのキャプチャーボードにはこのキャプチャーソフトが無料で付属されてます。
ただ動作が不安定だったり、録画が低品質だったりあまり使い勝手が良くありません。
さんだーおじさんオススメはBandicamというソフト。
1080p・60fpsで録画可能。
設定が簡単。(キャプチャーソフトの中では)
もう一つ重要な機能がグラフィック・ボードの補助機能。
高画質なキャプチャー動画の録画はPCには物凄い負荷がかかり、PCによっては動画がカクついたり途中で止まったりする。
動画の録画は主にCPUが負担するのだが、この機能を使えばグラフィックボードが手助けしてくれ、録画が安定します。
無料版あは10分間のみ録画可能。Bandicamのロゴが丈夫に入るけど、りあえず試してみるといいかも。
有料版は4320円~とキャプチャーだけのソフトとしてはちょっと高め。
Bandicam公式サイト

専門用語がずらっと並べれれてる設定画面がわかりにくいので、高画質で録画できる設定方法を記述しておきます。
Bandicamはプリセットで用途に合わせた設定に変更できる。

高画質の動画をYoutubeにアップしたい場合はYoutube動画(1080p)を選べばよいのだが、最高画質となってくるともう少し弄ってあげる必要がある。

ビデオの項目の設定をクリックします。

メニューが開かれるので順に見ていこう。

① ファイル(コンテナ)は「MP4」
動画のファイルは動画のファイルと音楽のファイルを組み合わせ再生されています。
2つのファイルを組合わす箱のような物を動画形式(コンテナもしくはフォーマット)と呼びます。
代表的なものではAVI・MP4・MOVなど。
AVI=Windowsの標準形式 MOV=MACの標準形式 MP4=Youtube推奨など様々な特徴があります。
今回は幅広いOS・ブラウザに対応していてYoutube推奨のMP4を使います。
② サイズは「オリジナル」
サイズをリサイズするかどうかの設定。例えば1280×720に設定しておけば1920×1080の動画で会っても720pにリサイズされる。
リサイズ=映像を劣化させてファイルのサイズを小さくするという事。
1280×720を1920×1080のサイズに上げる事はできない。
高画質で録画したい場合はオリジナルに設定しておこう。
③ フレームレートは「60fps」
動画の滑らかさを表す数値。
動画の原理はパラパラ漫画と一緒で、少しづつ動きを加えた静止画を高速で入れ替える事で動いている様に見せています。
1分間に30回パラパラさせるのが30fps。60回パラパラさせるのが60fps。
Youtubeにアップできる最高のフレームレートは60fpsなので、ここは60fpsに設定しておこう。
④ コーデックは「H264」
コーデックとは動画ファイルの種類の事。
先ほどのコンテナと混同されがちだが、コンテナの中にコーデックが入っているイメージ。

動画編集が非常に軽くなるMotion JPEGなどがありますが、ここでは低負荷で高画質のH264を使います。
もう一つ重要な機能がCUDA。
高画質なキャプチャー動画の録画はPCには物凄い負荷がかかり、PCによっては動画がカクついたり途中で止まったりする。
動画の録画は主にCPUが負担するのだが、CUDAの機能を使えばグラフィックボードが手助けしてくれ、録画が安定します。
この設定はお使いのPCのグラフィックボードによって変わります。
Geforceをお使いの方(GTX 950以上)はH264(Nvidia® NVENC)を選択してください。
AMDをお使いの場合はH264(AMD APP)を選択してください。
グラフィックボードが搭載されていない(オンボード)の方でCPUが第6世代以上の場合はH264 (Intel® Quick Sync video)を選択してください。
それ以外の方もしくはわからない人はH264(CPU)を選択してください。
⑤ 画質はなるべく100
画質はなるべく100。表示がビットレートになっている人は最大(恐らく100000)まであげよう。
PCのスペックが低くてカクついたりフリーズしたりする場合は画質を落として調整。
⑥ オーディオのコーデックは「AAC」
コーデックとは音楽ファイルの種類のこと。
コンテナをMP4に設定すると強制的にAACになる。
AACはMP3の1.4倍くらい音質が良いらしい。今主流のコーデック。
⑦ ビットレートは「128kbps」以上
ビットレートとは音質を表す数字。
大きければ大きいほど音質が良くなるがファイルのサイズが大きく、重くなる。
128kbps以上だとあんまり違いがわからんので128kbps以上を目安に。
⑧ チャンネルは「ステレオ」
一応説明しておくと、モノラルは左右のスピーカーから同じ音が出る。
ステレオは別々の音が出て臨場感が増す。
ステレオに設定しておこう。
⑨ サンプルレートは「44100」か「448000」
サンプルレートは音の滑らかさを表す数字。ちょっと説明はややこしいので割愛。
44100か448000どちらでもOK。
さらに細かい設定をしていきます。

CFR・VFRの選択
①をクリックすると以下のメニューがでます。

動画のフレームレート(滑らかさ)をVFR(可変)かCFR(固定)かを選びます。
VFRはPCにかかる負荷を減らすために必要に応じてフレームレートを下げます。
CFRはフレームレートが一定して変わりません。
動画編集をする際にVFRを選ぶと映像と音がずれる「音ズレ」が出やすくなります。
CFRを選びましょう。
GPUの設定
②をクリックすると以下のメニューが開きます。

①は先ほど設定したCFRをここでも選びます。
②は自分のPCのグラフィックボードを選択します。(自動選択か自分のグラフィックボードかの2択のハズ)
Bandicamの設定は以上です。
ヘッドセットを選ぼう
僕はゲーム実況動画に自分の音声を入れる際はヘッドセットを利用してます。
以前PS4のヘッドセットで最適な物をいろいろ試してみて記事をあげました。
ただ、こちらでオススメしているのはPS4での使用を想定した場合で、実況となってくると少し話が変わってきます。
ゲーム実況用であれば、ぶっちゃけオススメの上位4つならどれでも良いです。
敢えてオススメを選ぶならRazer Kraken 7.1 V2あたりかと。
高音質・低価格て長時間の使用でも疲れにくいです。
もう少し音質を良くしたい人はUSBマイクやオーディオ・インターフェイスという機会を使って高性能な「コンデンサーマイク」を使うと良い。
動画編集ソフトを選ぼう
動画編集のソフトはいろいろあるんですが、使用環境によって2つオススメしたいと思います。
PCがWindowsでGeforceのグラボが搭載されている人はCorel Video Studio Pro

僕が主に使用している動画編集ソフト。
キャプチャーソフトの際にもお話しましたが、動画編集はPCには物凄い負荷がかかり、非常に重たい作業になります。
動画の録画は主にCPUが負担するのですが、この機能を使えばグラフィックボードが手助けしてくれ、動作がより快適になります。
後述するAdobe Premiere ElementsにはCUDAという機能が無いのでGeforceのグラフィックボードはうまく機能してくれません。
VIdeo StudioはCUDAを最適化する機能があるのでWindows PCと相性が良いです。
キャプチャーソフトも付属しているので、これ1本で録画・編集が可能(ただし30fpsまでした対応してない)
値段も他の動画ソフトと比べて安い。
また、インターフェイス(見た目)もすっきりしていて初心者にも扱いやすい印象です。
動画編集の入門用に最適なソフトだと思います。
GPU搭載のMACをお持ちならAdobe Premiere Elements
世界で一番有名な動画ソフトがこいつ。
キング・オブ・動画編集。
GPU搭載のMAC(MAC BOOK PRO・iMAC PRO・iMACの上位モデル)をお使いの方はAdobe Premiere Elementsをオススメ。
ちょっと難しい話になるんですが、グラフィック・ボードには2種類、Open GL系(主に画像・動画編集が得意)とDirect X系(主にゲームを動かすのが得意)あって。
MACのグラフィック・ボードはOpen GL系。
youtubeのアップ上限解除
最後にYoutubeのファイルのアップロードの上限の解除方法のリンクを貼っておきます。
https://support.google.com/youtube/answer/71673?co=GENIE.Platform%3DAndroid&hl=ja
デフォルトでは15分までしかアップできない使用になっているので、早めに解除しておきましょう。
実際に出来上がった理想の環境がこちら
理想的なゲーム実況環境が整った。 pic.twitter.com/dgs1HJnvFK
— 嘘をつかない家電屋さん (@oukagaicom) 2018年6月1日
PC「MSI GS63VR 6RF」モニター ASUS「VE248」ー「GC550」オーディオインターフェイス ZOOM 「UAC-2」コンデンサーマイク ZENNHEISER「MK-4」
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この記事は以上にになります。
目指せ!!Youtuber!!