どうもこんにちは。なにわの家電屋です。
この記事を書いている現在、僕はプリンターの販売員をしてます。(売り上げトップ!!フゥー!!)
プリンターの選び方や注意点などをご紹介していきます。
インクの種類と数
インクには2種類、顔料インクと染料インクが存在します。
・顔料インク 水に強い油性ペンの様なインク。書類や居酒屋のメニューなんかに向いてる。デメリットは写真が苦手(発色が悪い)染料より固まりやすい(詰まりやすい)
・染料インク 水に溶けやすい水性ペンの様なインク。写真等の光沢紙を使う場合、発色が良く綺麗な色合いになる。デメリットは水に滲みやすい。
居酒屋のメニューでたまに文字がぐちゃぐちゃになっている物を見かけるが、染料インクで印刷しているはず。
・インクの数
インクの数が多ければ多いほど写真が綺麗に写ります。家庭機用であれば6色インクが一番綺麗で続いて5色→4色となります。
6色インクのデメリットはインク代が高い事。
プリンターは使わない時でもクリーニング等で全てのインクが減ります。
写真のクオリティにこだわる人は6色インク、写真をあまり刷らない人は4色インクがオススメ。
背面給紙と前面給紙
前面に紙を補充する前面給紙のメリット カセットに紙をしまっておけるのでスッキリ。
デメリット 反面、厚紙等には弱く背面給紙よりも詰まりやすい。
後ろから補充する背面給紙のメリット厚紙等に強く詰まりにくい。用紙を交換する際、前面給紙よりも楽チン。
デメリット 紙が仕舞えない。
自動両面印刷・レーベル印刷・Wifi・その他の注意点
・自動両面 裏・表の印刷を自動で行う。年賀状印刷の時便利。
・レーベル印刷 CD、DVDの盤面をプリントできる。
・Wifi PCとプリンターを無線で接続する。今のモデルであれば99%対応するが、稀に例外あり。
以上の機能が必要な場合は有無をチェックしよう。
・サイズを知らべておこう
今のプリンターは昔と比べて非常に小さくなっていますが、置く場所の都合もあるのでサイズはチェックしておこう。
棚にしまう時など高さに制限がある場合、背面給紙では天井が邪魔になるかもしれない。
・対応OSをチェック
XPやVistaを使う場合、使えないプリンターがあるので注意しよう。エプソンが一番OSのサポート範囲は広い。
・買い替えにオススメの時期
一番安い時期は9月~10月。各メーカーこの時期に新モデルを出してくるので旧モデルが底値に。
PC同様、新機種を買うメリットは少ないので型落ちお狙おう。
ほとんど性能が変わらないのに旧機種というだけで倍ほど値段が違う。
底値を意識し過ぎて粘っても在庫が無くなったら買えない、ある程度で妥協した方が良いと思う。そういう人いっぱい見てきたので。
レーザープリンターとインクジェットの違い
レーザープリンターを視野に入れている方もおられるかと思いますが、ぶっちゃけ家庭で使うメリットはあまり無い。
インクジェットよりもレーザーの方がランニングコストが安い、という情報をネットで見た事があるがあれは間違い。
モノクロレーザーで1枚辺り約3円。インクジェットで3円前後から安い物で0.5円。カラーだと倍以上。インクジェットの方がランニングコストは安い。
レーザープリンターのメリットは印刷スピードの速さと耐久性。そして顔料インクよりもさらに水に強い。
大きくてコストのかかるレーザープリンターを家庭で使うのメリットは少ない。
せどりや転売をしていて大量にラベルプリントをする場合は、滲まないレーザーはオススメ。
Canaon
日本最大シェアを誇るメーカー。小さくておしゃれなデザインが人気。黒顔料インク+染料インクのハイブリットインクで書類(モノクロ)も水に強く写真も綺麗。
写真の綺麗さをよくエプソンと比べられるが、エプソンよりも自然な色合いが特徴。またインク代はエプソンよりも若干安い。書類も写真も綺麗にしたい人にオススメ。
Canon買っていく人はインテリアとしてのデザイン性で買っていくのが多い気がする。
Epson
キャノンに次ぐシェア第二位のメーカー。6色染料インクのプリンターが特徴。キャノンよりも写真に使われる染料インクが1色多く、非常に色鮮やかな色彩が特徴。
知り合いのプロの写真家が言うには、プロの写真家の使用率は圧倒的にエプソンの方が多いらしい。写真のクオリティを重視する人はオススメ。
Brother
日本シェア第3位メーカー。知名度、シェア共に上記2社には遠く及ばないが、実はA3ビジネスインクジェットでは50%以上のシェアを誇り日本No1。
最大の武器はランニングコストの安さ。また低単価プリンターでも液晶モニターや同時両面印刷にも対応していたりと多機能さも魅力。インク交換が楽チンなのも割とポイント高い。
ただし色が薄かったり、写真の発色はイマイチだったりする。あと給紙カセットの作りが悪い。僕みたいに写真なんか刷らない、多少クオリティが低くても良い、とにかくインク代を安くしたいという人にオススメ。