どうもこんにちは。ロボットが面倒くさい事を全てしてくれる未来を夢見ている、当ブログの管理人なにわの家電屋です。
そういうわけで、ついに我が家にもルンバがやってきました いつも通りジャンク品をヤフオクで購入。最初は順調に動いていたのですが、途中で充電ができなくなりました
ルンバは定期的にメンテナンスが必要な製品である
ルンバはそもそも定期的なメンテナンスを自分でやる事が前提で作られているそうで、amazon等でも消耗品等が多数販売されています
それではさっそく分解、修理していきたいと思います。ついで分解、メンテナンスのマニュアルも作っていきたいと思います
症状別 分解方法
充電できない バッテリーエラー5
まずはトラブルの原因を探っていきます
ルンバをリセットする
この方法はかなり万能で、スマホの再起動の様なもの やり方も簡単なので、何か動きがおかしい時は最初にこれを試してみよう
ルンバ600/500シリーズのリセット方法
電源を入れ、赤SPOTボタンを押したまま青DOCKボタン(510はDEMOボタン)を10秒間押し続けます。CLEANボタンが消灯すれば完了です

音楽が流れると完了です この方法で直ったのであれば、ハードの故障では無く、プラグラムの部分、ソフトウェアの不具合だった可能性が高いです これで直らない場合は次に進みます
充電スタンドのアダプターを外して、ルンバ本体に直接差し込んでみる
アダプターを充電スタンドから本体に挿し替えます

もしこれで充電できる様なら、充電スタンド、もしくはスタンドと本体の接触部分が疑わしいです 赤部分を掃除してみましょう 固く絞った雑巾で後から乾いた布で拭き取るか、不安な人は基盤に使用しても大丈夫なクリーナーを使いましょう
それでも直らない場合、ホームベースの故障の可能性があります 新しいホームベースに交換する事をおすすめします

アダプターを本体に直接差し込んでも充電できない場合、バッテリーもしくはルンバ本体の故障の可能性が高いです バッテリー周りの清掃もしくはバッテリーの交換を試してみます 青、赤部分を+ドライバーで外します 赤部分はストッパーがついていて完全には外れないので回し過ぎない様にしましょう

カバーを取り外すとバッテリーが顔を出します 持ち上げるだけで簡単にとれます

バッテリーを取り外すと裏から電極部分が見えます 今回はこの部分が原因だったらしく、綺麗に清掃すると直りました 固く絞った雑巾で後から乾いた布で拭き取るか、クリーナーを使いましょう

今回のケースはこれで直ったのですが、直らない場合はバッテリーを変えてみます ルンバのバッテリーの寿命はおよそ3年です
ダストボックスの種類
500〜600番台のルンバのダストボックスには旧型の黄色いフィルターの物と新型の青いフィルターの物があります 青いフィルターのダストボックスの方が容量も多く吸引力も優れており、ペット等を飼っている場合はこちらが向いていると言われています 吸引力に不満を感じている方は一度ダストボックスの変更を試してみるといいかもしれません
今回は青いフィルターのダストボックスの分解、修理手順になります 黄色のフィルターの場合は分解手順や交換するフィルターが異なるので注意してください
ルンバがゴミを吸わなくなった!!
ダストボックス、フィルターのメンテナンス、交換を試してみよう
赤部分のスイッチを押してフィルターを取り外します


赤部分を+ドライバー(No1を使用)で外し、フィルターを分解します


赤部分のフィルター部分は青部分の爪を押さえると外れます 水洗い可能なです 洗った後はよく乾かしてから取り付けましょう 周りは雑巾等で掃除してあげましょう 交換用フィルターはAmazonで購入可能です

赤部分を+ドライバーで外します

3つのパーツに分解できます 赤部分のモーター部分を固くしぼった雑巾等で掃除してあげましょう

ブラシモジュールの交換方法
赤部分のネジを+ドライバーで外します ストッパーがついていて完全に外す事はできないので、ネジを回し過ぎない様に注意しましょう

赤部分のストッパーを外すとブラシが取り外せる様になります


ブラシ部分は水洗い可能です ユニット部分はモーターがあるので、雑巾等で掃除しましょう もう少し分解してモーターや基盤も取り外せますが、あまりやる機会はなさそうです
車輪が回らない 車輪部分のメンテナンス・交換方法
赤部分のネジを+ドライバーで外します

すんなりと外せます ゴミ等がからまっている場合は取り除いてやります 駆動部分も分解できますが、恐らく複雑にギア噛みあっているはず よっぽど自信がある人以外はおすすめしません

ブラシモジュールの交換
赤部分を+ドライバーで外します

交換が必要なら新しい物と交換しましょう
ルンバが同じ場所をぐるぐる回る
ルンバの代表的な故障の一つに、同じ場所をぐるぐる回り、止まった後に9回ブザーが鳴る『9 Beeps Error』『ダンシングルンバ』などと呼ばれる故障があります
これらの多くはバンパーやセンサー部分にゴミが付着する事が原因で起こります 赤部分のバンパーを叩く もしくはバンパーと本体の隙間にエア・ダスターを吹きかけてみましょう

それでも直らない場合、センサーの清掃、交換を試したいと思います
バンパーの取り外し
赤部分のネジを+ドライバーで外します

この時点ではバンパーはまだ外れてくれません 赤部分のネジを+ドライバーで外し、赤外線のセンサーをバンパーから取り外します


トップカバーの取り外し
裏返して赤部分の爪を−ドライバー等を隙間に差し込んで外し、カバーを開けます カバーを割らない様に注意しましょう



赤部分のネジを+ドライバーで外します
赤部分のフィルムをめくるとネジが顔を出します
赤部分のネジを外します
メイン基盤の取り外し
メイン基盤が顔を出します 赤部分のネジを+ドライバーで外します 青部分のコネクターを外します コネクター部分は引っ張るだけで抜けますが、ややデリケートなので、壊さない様にゆっくり外しましょう

基盤を裏返します
赤部分のスピードセンサーと青部分の赤外線センサーのコネクターを抜いてスピードセンサーと赤外線センサーを取り外します
この時点で赤部分の赤外線センサーが取り外し可能になります ルンバがホームに帰って来ない場合はこの赤外線センサーを交換してみましょう

赤部分の前輪、青部分の底面の充電の為の電極、緑のバンパー、断崖センサーに繋がっているコネクターを抜きます
基盤を取り外します
バンパーのセンサーの取り外し、メンテナンス
赤部分のネジを+ドライバーで外します
センター部分のバンパーセンサーは赤部分を+ドライバーで外すと内部の駆動部分が顔を出します

汚れている場合はエアーダスター等で赤部分を掃除しましょう
サイド部分のバンパーのセンサーが取り外せる様になります 赤部分のラバーを剥がします
赤部分をエアダスターで吹いて埃を飛ばします
バンパーセンサー 断崖センサーの交換
赤部分の断崖センサーを外します
透明のカバーに挿さっている状態なので、青部分のセンサーとカバーの間に−ドライバ等を突っ込んでてこの原理で抜いていきます



断崖センサーとバンパーセンサーは複雑に絡み合っているので一緒に外してしまいましょう amazonでも2つまとめて売られているので、交換の際も2つまとめ交換しましょう

組み立て
ばらした手順と逆に行っていくだけですが、注意点やわかりにくかった部分だけ抜粋してます
断崖、バンパーセンサーの取り付け
赤部分にそれぞれのセンサーを取り付けていきます 断崖センサーの配線の色は一番左 赤茶灰黒 左から2番目 白緑茶灰 右から2番目 白黄茶黒 白赤青茶です
スピードセンサーの取り付け
スピードセンサーの取り付けに少し苦労したので載せておきます 4カ所の爪をくぼみにしっかり挿しこみます
もう一つ、組み立てる際、ネジをしっかり閉めないと、ルンバはあまり作りが良く無いのでダストボックスがしっかりはまらなくなったりするので注意です
前輪のメンテナンス
前輪部分にゴミや髪の毛が絡まりとれなくなる場合があります 掃除してあげましょう
赤部分のネジを+ドライバーで外します 前輪が取り外せる様になります

前輪とプラスティックのカバーの間に−ドライバー等をつっこみ、てこの原理で前輪を引っこ抜きます
ちゃんとメンテナンスしてあげて末永くルンバちゃんをかわいがって上げてください!!お疲れさまでした!!
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