ハンダ付けのコツ 大事なのは温度 はんだごての正しい使い方

   

サンダー
どうも!こんにちは!当ブログの管理人、サンダーおじさんです。今日はみなさんにはんだごての使い方をお教えしたいと思います

 

うめちゃん
よろしくお願いしまーす

 

道具を用意しよう

 

サンダー
はんだ付けに必要な道具はざっとこんな物です

 

dsc_0222

 

サンダー
たくさんありますが、最重要なのははんだはんだごてです これさえあればとりあえずのはんだ付け作業は可能です

 

うめちゃん
でも、はんだごてっていろいろあって、どれがいいのかわからないなぁ?

 

サンダー
そうですね。でもまずは、はんだごての選び方を説明する前に、『良いはんだ付けと悪いはんだ付け』を少しお話したいと思います

 

良いはんだ付けと悪いはんだ付け

 

うめちゃん
『良いはんだ付け』?適当にひっつけてればいいんじゃないの?

 

サンダー
初心者にありがちなのが、はんだ付けを溶接と勘違いしている事です。はんだ付けは『接点を繋げる事』に加えて、『電気をきちんと通す』事がとても重要なのです

 

うめちゃん
『電気をきちんと通す』ってどういう事ですか?

 

サンダー
正しいはんだ付けを行うとはんだと母材の間に1〜3ミクロン程の合金層ができます 合金層は薄すぎても、厚すぎてもいけません 適切な厚さの合金層を作る事ができて始めて、電気をきちんと(電気を損なう事なく)通す事ができるのです

 

うめちゃん
なるほど。適切な厚さの合金層ができていないと、繋がっている様に見えてもうまく電気を通さなかったりするんですね

 

正しいはんだ付けに大切なのは『温度』

 

うめちゃん
でも、適切な合金層ってどうやって作ればいいんですか?

 

サンダー
適切な厚みの合金層を作るコツは350〜360℃温度で3〜4秒はんだを熱する事です

 

うめちゃん
はんだの温度調節ってどうやるんですか?

 

サンダー
ハンダごては温度調節機能付きのはんだこてを用意します 温度調節機能がついていないはんだこてでの適切なはんだ付けは慣れている職人でも難しいものです そしてこて先を340〜360℃に調整します こうすると自然とハンダに伝わる温度は250〜260℃の温度を保事ができまに近くなります

 

うめちゃん
ふむふむ

 

サンダー
もう一つ、はんだごてにはセラッミク式(3000円〜)とニクロム式(ホームセンターや100均で売られている安価な物)の2種類あります。セラミック式の方がこて先が小さく、交換も用意で、熱効率も良いです。なるべく温度調節ができるセラミック式のはんだごてを選びましょう

 

おすすめハンダごて

 

■Hakko FX-600■

 

 

はんだごての大手、Hakkoのベストセラー商品 安くて使いやすい こて先の種類も多く、手に入り易い 最初の一本におすすめ 

  

■Goot PX-201■

 

 

こちらもはんだごて関連の大手メーカー 温度の上がり方が速く、せっかちな人におすすめ

  

■Hakko FX-888D-01BY■

 

 

 

道具は良い物を揃えたい 取り敢えず形から入る僕の様な人におすすめ おすすめポイントは『かっこいい!!』これにつきます ステーションが付いている事で、一瞬で温度が上がる、現在の温度がデジタルで確認できる等機能面も充実

  

はんだの種類

 

うめちゃん
はんだってどんな物を使ってもいいんですか?

 

サンダー
はんだには鉛が含まれない、鉛フリーはんだという物が存在します  環境に優しい、電気抵抗が小さいなどの利点があるのですが、扱いが難しいので、始めのうちは一般的な鉛入りはんだを使用しましょう

 

サンダー
もう一つ、はんだにはスズと鉛の割合があり、鉛の割合が増えると溶かす為に必要な温度が高くなり、強度が増すんです

   

うめちゃん
強度が必要な場合は鉛の割合が高いもの、熱に弱い部品を扱う場合はスズの割合が高い物を選べばいいんですね!

  

サンダー
そういう事!取り敢えず初めは一般的なスズ60%鉛40%の物を使えば良いと思います 太さは使う用途によって変わりますが、始めは8mm〜10mmくらいが使いやすいと思います

 

  

 実際にハンダ付けをやってみよう

 

 

サンダー
それでは実際にハンダ付けを行ってみましょう まずは基盤に部品を取り付けてみます

 

まずは、基盤の表裏を確認しよう

  

dsc_0161 dsc_0160

 

基盤の裏面の穴の周りにはランドと呼ばれる部分があり、ランドとリード線を温めてハンダ付けをします

 

dsc_0162

 

はんだごての正しい持ち方は鉛筆持ちです にぎり持ちは細かい作業がやりずらいのでおすすめしません

  

dsc_0225 dsc_0227

 

接続する部品のリード線を基盤に通し、接続する部品をしっかり固定します

  

dsc_0164dsc_0165

  

 ハンダを340℃〜360℃まで温めます

  

dsc_0167

 

リード線と基盤のランド部分を温めます

  

dsc_0168  

 はんだを少量だけ流し込みます

  

dsc_0202 

 

 はんだが溶けて広がるのを確認してから、はんだを適量供給します

  

dsc_0217  

2〜3秒温めてからハンダを放します

  

dsc_0203

  

余計なリード線をニッパー等で切断します

  

dsc_0221

  

はんだ付けに失敗してしまった時は 

 

うめちゃん
うわー!!はんだ付け失敗したー!!

  

サンダー
心配しなくても大丈夫!!はんだ付けを失敗した時や、部品を取り外す時は『はんだ吸い』をつかってはんだを吸い取ります

  

はんだを吸い取る部分にはんだ吸いをあてます

  

dsc_0204  

はんだごてを上から当てます 

 

dsc_0207  

きちんとはんだが吸い取れるまで繰り返します

  

dsc_0214

  

 

こて先をキチンと選ぶ、掃除する

 

サンダー
上手にはんだ付けするのにもう一つ大切な事があります。こて先をちゃんと選ぶ事 そしてちゃんと掃除する事です

 

うめちゃん
こて先って最初についてる物だけじゃだめなんですか?

 

サンダー
最初についている先のとがったこて先は安価だから選ばれているだけで、使いやすいからではありません 実際、一番最初についているとがったこて先が適している場面はほとんどないんです

 

うめちゃん
ええー!?そうなんですか!?

 

サンダー
先の尖ったこて先では、均等に熱が伝わらず、部品を壊してしまったりする場合があります その場その場でやり均等に熱が伝わるこて先を選ぶ必要があります

 

こて先の種類 

 

① 様々な場面に重宝する こて先のエース C型

  

dsc_0182

  

角度によって接触面積を変える事ができ、多彩な場面で活躍できます サイズにより1C、2C等の種類があります 2〜4Cあたりがよく使われます チップコンデンサ等のはんだ付けに特に向いています

  

② 線でも面でも使用可能 D型

  

dsc_0184 

 

 立てて線、寝かして面の部分を使う事ができます サイズにより0.6D、1.2D等の種類があります 線の部分を使い極小スペースでの使用に特に向いています 1.6D、2.4Dあたりがよく使われます

  

③ 線、面、そして点でも使用可能なテクニカル指向 K型   

 

dsc_0187

  

線、面に加えて点の部分も使用する事ができます 特にICチップのリードなどのさらに細かい部分の使用に向いています

  

他にもJ型、I型や元からついているB型がありますが、追加で揃えるならまず上の3種類から揃える事をおすすめします

  

■補足■ 上の使用例はあくまで一例です。自分に合った使用方法を見つけていってください

  

こて先の掃除とクリーナーの選び方

 

サンダー
はんだつけを行うと、必ずといって良いほどこて先にフラックスやはんだのカスが付着します こいつを放っておくと上手く母材を温められなかったり、不純物が混ざってうまくはんだづけできなかったりします こまめに掃除しましょう 掃除には水を含ませたスポンジや固く絞った雑巾を使います

 

 

うめちゃん
う〜ん。掃除をする大切さはわかったけど、掃除をする度にはんだごての温度が下がって面倒くさい、、

 

サンダー
作業の効率を考えるのならワイヤー式のクリーナーを選びましょう これならはんだごての温度は下がりませんし、急激に温度が下がる 事によって起こる『ヒートショック』でこて先を痛める事もありません

 

 

 

   

うめちゃん
よーし。これではんだ付けは完璧だー!!

  

サンダー
お疲れさまでしたー。

  

■参考にさせて頂いた書籍■